祖母の家をフルリノベーション

空き家となっていた築30年のおばあさんの家をリノベーションして、孫夫婦とそのお子さん(ひ孫)が住むために内部を改修しました。

タイミング的に国からの補助金である【こどもエコすまい支援事業】と【先進的窓リノベ事業】の両方を使うことができ、トータルで約150万円ほどもらうことが出来ました。今年も【住宅省エネ2024キャンペーン】が始まっていますので、検討中の方は今すぐご連絡をお願いします。

改修の様子

30年前は当たり前だった北面を向いた独立したキッチンとダイニング

対面キッチンになるよう場所を変え、間取りもLDKへと一体化しました。

 

 

元々キッチンだった場所は作り付けの食器棚と収納棚に、キッチンの収納と合わせるとこれだけの大容量でモノがあふれることもありません。

 

階段下のデッドスペースだった場所を冷蔵庫置き場と食品庫にしてリビング側から見えないようにしました。

キッチン上部の天井は桧の羽目板を使い、一段下げました。当初は下げる予定ではなかったのですが、こちらのお宅の天井がもともと高くてレンジフードのカバーを目いっぱい伸ばしても届きませんでした。どうせ下げるならかっこよくしようと思いリビングの壁と同じ板で統一感を持たせながらアクセントとして造作しました。ダウンライトも仕込めてスッキリとまとまったと思います。

キッチンのリビング側は壁の厚みを利用して可動棚を設けました。

 

リビングは和室だった名残のある空間に。引戸だった部分は桧の無垢板張りで仕上げています。

 

キッチンの脇には4畳ほどの小部屋があります。書道をなされる奥様とお子さんの為の書道部屋(汚れてもいい部屋)です。二階の洗面所で使っていた古いシンクを再利用して筆洗いの水場に、キッチンの横なので土のついた野菜なんかを洗ってもいいですね。

和風の家だったおばあさまの家なので、茶の間で使っていた雪見障子と畳も表替えして再利用しました。畳のあるこの部屋に茶箪笥も置きました。書道室にする話を畳屋さんにしたら墨を落としても合うようにと、黒い水玉模様の縁にしてくれました。

 

水廻りも一新しました。30年前と比べるとかなりの節水になっています。2階の洗面所もステンレス張りからタイル張りの造作洗面台になり明るくおしゃれな空間に。

 

寝室は元々の和室を生かして小上がりの畳敷き、旅館の雰囲気に仕上げました。

足元の段差部分には眠りを妨げないよう間接照明を設置して安眠と安全に配慮しました。

 

今回の改修は新しくきれいにすることも大事でしたが、それ以上に断熱性能を高め省エネな家にすることも大事でした。30年前の住宅は今と比べると断熱に対する考え方も材料も違うので仕方ないですが、とりあえず寒くない家になるように工事をしました。

家の全ての窓、勝手口に内窓を取り付けました。写真では分かりづらいかもしれませんが、黒いアルミサッシが元の窓、その内側に茶色の樹脂内窓がついています。一応元のサッシもペアガラスなのですが空気層(銀色の部分)の厚さが全然違います。新たに設置した内窓はアルミよりも熱を伝えにくい樹脂製でガラスの間の空気層は12mm、そこに空気ではなくアルゴンガスが封入されていてガラスにはLow-e金属膜が施された断熱に優れたもの。二重窓にすることで断熱のほかに、遮音効果もあるので車の音もほとんど聞こえなくなりました。

 

断熱材も壁は解体した一部分しかできませんでしたが、天井と床下は全面的に入れ直しました。見えるところだけきれいに直して自慢しているリフォーム会社もありますが、本当はお客様の目に見えないこういう部分をしっかり施工する会社に依頼したいですよね。当社はもちろん見えないところも手抜きはしません。

 

空き家が問題となっているここ最近ですが、しっかりした知識のある設計者や監督、そして改修工事を出来る技術のある大工がいれば木造住宅は再生します。

リフォーム、リノベーション、耐震改修、断熱改修など困りごとがありましたらご連絡をお願いします。どんなことでも相談にのります。