風が吹き抜ける家
会津若松市内にO様邸が完成しました。
6月に見学会を実施したお宅です。見学にお越しいただきました皆様には感謝申し上げます。
今回のお宅は約38坪と平均的な住宅よりちょっと大きめのおうちです。
片屋根でロフトを設けた間取りなんですが、道路に面した側が一番高くなっているので工事中何度も「このお宅は3階建てですか?」と聞かれました。ロフトの天井高を低くしているので2階建てになります。
こちらのお宅、田んぼだった場所を造成しての工事だったのですが、最初に新築の話が出てから農地転用や農振除外の手続き、開発の許可、造成工事、着工~完成までなんやかんやで約2年ほどかかりました。
造成工事も当社で行います。




工事の様子
地盤改良
元々田んぼなので地盤調査の結果はあまりよくないです。しっかりと杭工事を行ってからの基礎工事になります。

無数に空いた穴の部分が地盤改良の跡です。
基礎工事
ベタ基礎になります
土台敷き~建前







外壁工事


2階のトイレの配管の排水音軽減のため水道屋さんが防音材をつけてくれました。


断熱材施工の様子
通常は胴縁欠きをして間柱と胴縁を平らにして石膏ボードを貼りますが当社の新築物件の特徴として、配線層というものを設けております。これを設けることで防湿フィルムを傷つけることなく下地やコンセントを設置することができます。詳しい解説は下に。



配線層とは
よく充填断熱において、コンセントやスイッチの付く場所が、施工の丁寧さを要求される部分です。それは、グラスウール断熱で指摘されがちですが、実は発泡系断熱材のパネルでも盲点です。グラスウールでは、電気屋さんが配線やボックスを施工するため、断熱材を抜き取ってしまい、パネル系では断熱材を外部側から削り取って、そこの断熱気密処理を忘れる・・というケースがあります。
当社では、断熱気密層をなるべく傷付けないように、誰が作業しても性能を安定して発揮できるように「配線層」というのを設けております。

この配線層は、胴縁という下地材と設置作業のコストUPとはなりますが、性能を確実に安定させます。気密コンセントBOXを使うことはありませんし、配線作業がしやすくなり、なんといっても大量のコンセントやスイッチによる性能低下を無くします。そして断熱厚を壁いっぱいに確保できるという点でも、メリットが多くあります。配線層を設置しないハウスメーカーさんでは、それに掛かる部材費と作業費を抑える目的が優先するわけですが、時代とともに配線層は普通の施工になっていくのだと思っております。
駐車場舗装



車が上がってもコンクリートが割れないようにワイヤーメシュを敷き詰めます。左官屋さんも鏝2丁使いで一生懸命なでてます。
完成の様子



玄関タイルはお施主様の希望で市松張りにしました。東京オリンピックのロゴにも使われた日本の伝統的な模様ですが色使いの工夫で洋風にもなります。玄関扉のデザインは見学会にいらした女性陣にはカワイイと大好評でした。夜は温かみのある光で出迎えてくれます。





奥様の希望でアジアンなテイストでまとめることに。ダークブラウンとホワイトを基本に所々にオレンジのアクセントを入れ希望通りに仕上げることができました。



オレンジ色のキッチン。というご要望に応えるべく探し出したのがTOTOのミッテというキッチンでした。キッチンメーカーはたくさんありますがオレンジを用意しているメーカーはあまりありませんでした。TOTO=トイレのイメージが強いですがキッチンもバスルームもいいもの作ってます。今回はつま先で操作できるスイッチをつけたので両手がふさがっている時や汚れた手でレバーを操作することがないのでとても便利そうでした。同じ色の食器棚もセットし統一感のあるキッチンスペースになりました。また、レンジフードの前の壁をなくすことで視界が開け空間を広く感じることができ、死角がなくなるので作業しながら子供の様子なんかも確認できます。




玄関と同じく市松模様で敷いた畳、一面だけオレンジの壁紙、黒と白の押入れ、ダウンライトの照明、和室というとザ・日本みたいなイメージですがこちらのお宅ではアジアン調のリビングと繋がっても違和感ないような空間に仕上がりました。

清潔感のあるグリーンの壁紙でまとめたトイレと、ブラックの床やカウンターで大人の雰囲気の浴室。バスルームもTOTOの製品でCMでもお馴染みのほっカラリ床、見学に来た人も実際に触れてみてびっくりしていました。
2階
高さのある勾配天井で登り梁や火打梁が表しで見えた造りの寝室。ウォークインクローゼットと10畳もあるロフトスペースを兼ね備え収納も十分。





夜の雰囲気




今回のお宅は土田工務店が創業して多分初めてとなる2月に建前をした現場です。当社で新築の場合、通常冬季間は外部工事はいたしません。施工性や仕上がりが悪い事と積雪時の足場作業は危険なため作業員の安全確保のためお客様にご理解を頂いております。
今回は諸事情により2月も工事をしたのですが写真を見てわかるように雪が一切写っていません。今年の異常なまでの雪のなさにある意味助けられ順調に工事が進んだことは良かったのですが、会津の人間としては物足りなさを感じる特別な年でした。この家を見るたび雪のない2月を思い出す現場となりました。

磐梯山と歳の神



