大胆な片流れ屋根の家
会津若松市S様邸の新築工事が完成しました。

こちらのお宅の特徴はなんといっても大きな片流れの屋根。
北側と西側には隣家があり、南側は駐車場として利用するためなるべく雪は落としたくない。都合よく東側には水量豊富な川が流れているので東側にすべて雪を落とす計画としました。


着工前の様子
こちらのお宅は建替えのため今あるお家を解体してからの工事になります。今までのお家も昔、土田工務店で建てた家です。



解体屋さんの話では、簡単に解体できるものとしっかりしていてなかなか解体できない建物とがあるそうですが、先日解体した小屋も当社で建てたものだったそうで、壊れなくて苦労したそうです。そう言われると大工として嬉しく思います。解体屋さんには申し訳ないですが・・・
きれいに更地になり、これから本格的な工事の始まりです。
今まで家は建っていましたが、地盤調査をするとあまりいい結果ではなかったので地盤改良をすることに。元々は田んぼだし、隣は大きな川なので当然といえば当然です。


工事の様子




出来上がったばかりの床下地合板に養生をします。普通は養生用のフィルムを貼るのですが、今回は撥水養生材を塗布する方式を採用してみることにしました。どうやら会津で採用するのは当社が初ということで、わざわざメーカーの担当者が施工方法の説明に来てくれました。特徴としては今までのフィルム貼りの場合と違い、木の呼吸を阻害しないのでカビやシミができたりするトラブルがなくなること、一人で短時間で作業できること、液体をスプレーするだけなのでどんな形状にも対応することなどです。もちろん赤ちゃんの積み木にも使えるほどの安心・安全な撥水剤です。
建前の様子





第三者機関による構造検査も問題なし。

断熱施工
壁断熱材も桁まできっちり施工します。浴室は基礎にも断熱材をほどこし壁も断熱材充填後、石膏ボードでしっかり押さえつけます。土台部分は気密パッキン材を使い、配管の貫通部は発泡断熱材で隙間を埋めます。普通のことなんですがやってない会社も多くあります。


クロスの下地
後でひび割れの原因となるボードのジョイント部分はメッシュ状の補強テープを張ってからパテかけを行います。この工程も仕上がってしまえば見えない部分なのでやってない会社多いです。

外構工事
最後に駐車スペースの舗装と家庭菜園を作って完成です。
完成の様子


リビング
大きな吹き抜けのある開放感あるリビングです。高窓から見える青空と2階ホールへ繋がる室内窓へ抜ける自然の風が心地いいです。


キッチンとパントリー
届かなくて使いづらいからと初めから吊戸棚をなくし、食器棚も低めに抑えたものをチョイス。その分キッチンの奥に何でもしまえる大きなパントリーを設置。スッキリとしていて物は片付く機能的なキッチンに仕上がりました。
玄関収納
扉付きの下駄箱は設置せずに玄関脇に収納スペースを確保しました。オープンタイプのシューズクロークとコート掛けを作り付けカーテンでやんわりと仕切りました。



和室
掘りごたつ付きの和室です。天井はダークな色の木質天井で仕上げたので、和室でありながらもどこか洋風な雰囲気がある空間になりました。竹ひごのような照明もアクセントになってます。

バスルームと洗面室
清潔感のある白でまとめられた空間です。1.25坪の大きめ浴室で一日の疲れをゆったりと癒すことができます。

1階トイレ
1.5畳の広いトイレです。手前に見える黒い手洗いのボールは信楽焼きの品物です。信楽焼というと私なんかはすぐ「タヌキの置物でしょ」という発想しかありませんが、実際はいいものでした。そしてこのトイレの正面に貼られた青い壁紙には隠れミッキーがいます。どこだかわかりますか?

2階階段ホール
階段ホールを広めにとり、洗面台と室内物干しを設置しました。女性が多い家族構成のため2階にも洗面台を設け朝の混雑緩和を考えました。壁をくり抜き視界と採光を確保してます。

寝室
屋根の形と同じく奥が少し低くなってます。天井に暗めの色を配置したことで落ち着きある寝室に仕上がりました。クローゼットには棚とハンガー掛けがセットされました。クローゼットと入口ドアの間にはオープン収納が設置されアクセントに紫のクロスが貼られています。



子供部屋
姉妹のための可愛いお部屋です。両側の壁をピンク、ロフト部分を花柄で貼り分けました。将来、間仕切れるように、分かりやすく化粧の梁が出ています。これも大胆な大屋根にしたことでできた空間をうまく利用しています。

2階トイレ
こちらも1階と同じく正面の壁紙にミッキーシェイプの柄のクロスです。1階よりわかりやすいですね。
納戸
天井の低い部分を利用して納戸を作りました。備え付けの棚もあるので季節の品々などいろいろしまえます。

外部空間
何かと便利な屋根のかかった外部の空間、自転車置き場にも洗濯干し場にも自由に使えます。どのくらい雪が溜まるかと思っていたのですが今年は雪が少なかったため雪片しせずに終わりました。




夜間の様子
S様には建替えの期間、仮住まいとして近くの戸建ての貸家に引っ越してもらったのですが、その貸家は20年以上前に私の父が造った建物でした。そして今回取り壊した建物は私の祖父が40年以上前に造った住宅でした。そして今回私が手がけてS様宅を完成できたことに土田工務店の歴史と堅実な仕事をしてきた成果なのだと感じました。また、当社に工事を依頼してくれたS様に感謝するとともに、今後もこういった付き合いのできる会社でありたいと思います。




