鳥居の製作・設置
今回の仕事はお宮の鳥居の交換です。長年の風雨に晒され朽ちてしまった鳥居を倒壊する前に建て替えたいとの依頼でした。


一口に鳥居といっても大工が作る木製はもちろんですが、石材屋さんが作る石製や鉄工所で作るスチール製やステンレス製、最近では塩ビパイプ製や特殊な新素材で出来たものまでいろいろです。鳥居の形といえば誰しもが地図記号の鳥居マークの形を想像すると思いますが大きく分けると神明系と明神系に別れ、さらに細かく分類していくと60種類以上にもなると言われてるそうです。
今回作ったのは明神系の台輪鳥居になります。柱の上部に台輪と呼ばれる丸い台座がついているのが特徴です。
簡単に作られているように見える鳥居ですが寺社建築独特の屋根の照り(反り)や柱の転び具合(内側に斜めに立っている)、材料の太さのバランスなどをよく考えて作らないと端正な形にならないのです。普段の住宅作りでは垂直、水平を基本に作りますが今回の鳥居作りのように微妙に角度のついた材料をぴったりと合わせて行くことは非常に難しく手間のかかる作業です。

当社には大工歴40年以上のベテラン大工もいますが今回はあえて若大工に墨つけ・刻みを任せました。とは言っても若大工にとっては初めてのことなので先輩大工から指導を受けながらの作業です。下小屋(大工が加工をする作業場のこと)の床に原寸図(1/1サイズの図面)を描き、そこから型板をつくり材料を加工していきます。


神社独特の朱色で丁寧に塗装していきます。


完成の様子


最近は少なくなりましたが、昔からのお宅には庭の片隅にお稲荷さまがあったりします。お稲荷さまの鳥居や社の製作も承りますのでご相談ください。土田工務店はきちんと大工仕事のできる工務店です。



